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特別支援教育 連続講座 第2回

 福井大学子どものこころの発達研究センター特任教授の杉山登志郎先生をお招きして、「発達障害と愛着障害」とのテーマで、第2回の連続講座(年間9回)を開催しました。杉山先生は、2011年2月の本校の学校公開でも本校保護者にご講演をしていただいております。
 今回は、愛着形成と情緒コントロールの発達がうまくいかなかった反応性愛着障害について詳しく話していただきました。反応性愛着障害を発達障害に含めることについては、専門家の間でも議論があったとのお話も伺うことができました。愛着形成がうまくいかない背景には保護者の育ちの背景もあり、保護者も子どもも含めて必死に治療にあたられているお話を伺うことができ、杉山先生の熱い思いにふれさせていただいたように感じました。実際、発達障害の子ども達は育てにくい面があり、発達障害と愛着障害は、どちらが先か言えない事例もたくさんあるとのお話でした。愛着障害の視点から子どもを理解する視点を学ばせていただくよい機会となりました。

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