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特別支援教育 連続講座 第3回

 名古屋大学心の発達支援研究実践センター特任教授の野邑健二先生をお招きして、「発達障害児の家族への支援」とのテーマで、第3回の連続講座(年間9回)を開催しました。
 今回は、発達障害児の家族への支援として、『共同療育者としての家族への支援』、『ストレスを抱える家族のメンタルヘルスへの支援』、『発達障害児と家族との関係性への支援』の3点について話をしていただきました。専門家の直接支援は、週1回程度だと考えると、毎日かかわっている家族は最良の療育者であり、家族のスキルアップが子どもの発達には有用だとのことでした。また、発達障害児にかかわる家族自身のメンタルヘルスの不調にも丁寧にかかわっていることを教えていただきました。最後に、名古屋大学心理発達相談室で実践されているペアレントトレーニングをご紹介いただきました。好ましい行動に目を向け、ほめることで行動を強化する方法について具体的なワークシートに記入する体験をさせていただきながら、学びことができました。この方法は、全ての子どもに適用できるものであり、保護者の皆様も熱心に聞いていました。

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