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特別支援教育 連続講座 第4回

 名古屋大学医学部附属病院・親と子どもの心療科准教授の岡田俊先生をお招きして、「注意欠如・多動症(ADHD)」とのテーマで、第4回の連続講座(年間9回)を開催しました。
 今回は、ADHDの子どもやADHDを抱える保護者の心理について詳しく話していただきました。講演の最初に先生が言われた「特性をみると同時にその子をみてほしい。」とのお言葉は胸に響きました。たくさんの臨床経験をふまえて、ADHDの子ども達が感じている思いや保護者の方がもたれている思いを感じさせていただくことができました。そして、学校に対しても「何が公平で何が公正かを考え、その子にあった対応ができるようにユニバーサルデザインを考える必要がある。」とのお言葉は、学校としてできることを真摯に考えるきっかけをいただいたように思います。本校の校歌の2番の歌詞には「多様性への理解」が語られていると褒めていただきました。先生が講演の最後で言われた「その人らしい生き方、その人らしい心の世界、その人が尊重される」学校になるようさらに一歩ずつ歩みを進めていきたいと強く思いました。

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