今年度の「芸術鑑賞会」は、古典芸能にふれようと、能楽宝生流「逢の会」の方々をお招きして、能「葵上」を上演していただきました。

　はじめに、能とはどういったものなのかという紹介がありました。その中で、主役であるシテの心情を楽器や声などの音で描写する囃子の紹介もしていただきました。さらに、代表者の子が太鼓を体験しました。

　今回、鑑賞した演目「葵上」では、六条御息所の生霊と、それを祈り伏せようとする宗教者との葛藤が主題として描かれます。シテの美しい衣装や舞、強面の能面、迫力のある囃子の演奏と謡に子どもたちも目を引き付けられました。