校長室

1学期を終えて

本校では、7月22日(水)の午前中まで授業を行い、午後からテレビ放送による終業式を行いました。以降、8月25日までを夏休みとし、8月26日より2学期を開始する予定です。

この1学期の間、多くの皆さまに物心両面で多大なるお力添えを頂戴しました。ここにあらためて深く感謝を申し上げます。

子どもたちが、4月から5月までの臨時休校中に経験したことを活かし、いっそう充実した夏休みを過ごすことができますよう、お祈りしております。

以下、終業式(テレビ放送)での校長挨拶を掲載させていただきます。

「南山大学附属小学校の皆さんが、1年生から6年生までそろい、こうして、1学期の終業式を迎えることができて、本当に嬉しい気持ちです。

この1学期は、皆さんにとって、いろいろと大変な学期となりましたね。この終業式も校内テレビ放送というかたちで実施していますが、思い返せば1学期の始業式(始業の会)は、お家で、インターネットでの参加でした。

それ以降も、臨時休校が続き、6月に入ってようやく、少しずつ学校に行けるようになりました。「新しい生活の仕方」(マスク・手洗い・消毒・換気・距離の取り方等)を身につけていきながら、グラウンドで友だちと走り回ったり、体育館でダンスの授業をしたり、先生がたから直接、教えていただいたり、いろいろなお話をしていただいたりできました。良かったですね。

いろいろな行事が出来ない中でしたが、先週の水曜日の6時間目、「静修」(こころ静かに自分をふりかえる時間)の行事を行うことができました。たった1時間の行事でしたが、1年生から6年生までが、心を通い合わせながら過ごす時間となりました。

先生がとくに感心したのは、あの「静修」の時間を、臨時休校期間中に味わった、いろいろな嫌だったことを思い出すだけの時間として使ったのではなく、皆さんが、大変な中でも、何か良かったこと、嬉しかったことを見つけ、そして「ありがとう」の気持ちを持つ、そんな時間として使ってくれたことです。

自分自身をしっかりと見つめていないと、人間は、感謝のこころをすぐに忘れてしまい、自分のこころを「不満」や「苦しみ」でいっぱいにさせてしまう、そういう傾向にあります。

そういう中にあっても、私たちは、少なくともあの時間、良かったことを積極的に発見したり、ふりかえったりして、感謝の気持ちをもつことができました。これも大きな学びの一つでしたよ。

さあ、今日からしばらくお休みに入ります。皆さんは、このお休み期間中、どのように過ごせばいいのか、一人ひとり、もう分かっていることと思います。なぜなら、学校に通うことの出来なかった、4月・5月の、お家での過ごし方を、すでに経験済みだからです。そして、経験から学んでいるからです。

あの期間中、してみて良かったことは、夏休みでも続けられると良いですね。

あの期間で良くない過ごし方をしてしまったなら、その失敗の原因をよく考え、良くなる工夫を見つけて、過ごしてみましょう。

さあ、皆さんとつぎに会えるのは、約1か月後、8月26日になりますね。またそのときには元気に会いましょうね。

神さまが、このお休み期間中、皆さんと皆さんのご家族をおまもり下さいますよう、心からお祈りしながら、先生のお話をおわります。」

(下の写真は、昨年度の校内絵画コンクール応募作品です。テーマは「かけがえのないあなたと私のために」でした。今年度も開催する予定です。)

校内絵画コンクール2.JPG校内絵画コンクール3.JPG校内絵画コンクール1.JPG校内絵画コンクール4.JPG